ミュージシャンの槇原敬之が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました。槇原さんは2018年4月、港区のマンションの一室で覚醒剤およそ0.083グラムを所持していたほか、さらに同じ年の3月に危険ドラッグの「RUSH」を所持していた疑いが持たれています。
なぜ2年前の所持が逮捕につながるのでしょうか。「RUSH」とはどういうものでしょうか。
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薬物のラッシュ(RUSH)とは
ラッシュ(RUSH)とは、アメリカ合衆国のパック・ウェスト・ディストリビューティング社 (Pac West Distributing) が販売する薬品。亜硝酸エステルを主成分とする薬物である。2005年時点で成分が異なる9製品が販売されている。亜硝酸エステルは工業用途のほか、青酸化合物中毒の治療、以前は狭心症治療の医療用途に使われていた。ラッシュに含まれる亜硝酸エステルは沸点が低く常温に置くと気化するので、この蒸気を経鼻吸引し使用する。経口摂取はしてはならない。
効果は血圧降下や拍動強化のほか、吸引後、数秒から数十秒間特有のわずかな酩酊感覚や紅潮を伴う血管拡張を生じるため、性的興奮を高めるために使用される。
引用元:『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラッシュは30年も前からゲイの間でセックス常備薬として流通していたそうです。薬物指定になったのは2007年から。2015年に輸入禁止品になりましたが当時何人も逮捕されています。
2度目の逮捕
槇原容疑者は1999年8月にも覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けています。一緒に逮捕されたのが当時、“同棲”していた奥村被告です。
奥村被告は、かつては六本木や新宿の“オカマバー”で働く人気のゲイボーイ。槇原の交際相手だったのですね。
2人には、懲役1年6月、執行猶予3年の判決が下りました。
2000年にはまた同居を始め、2006年には奥村被告が槇原の個人事務所の代表取締役になりました。
2018年 奥村被告のカネ遣いの荒さや、仕事のルーズさから『もしかしたらまた薬物をやっているのではないか』と。槇原本人とスタッフが奥村と話し合い解任。
そして再び覚せい剤取締法違反で逮捕。起訴状における奥村の覚せい剤使用日は、解任4日後の3月16日でした。
それ以後、警視庁は槇原容疑者の動向に不審な点がないかを調べていたそうです。
詳しいことはこれから明らかになるでしょう。
まとめ
シンガーソングライターとして、人の心をうつ名曲をたくさん残し、「覚醒剤撲滅ソングを作りたい」とも語っていたのに残念です。立ち直ってほしいです。