アロエベラをご存知でしょうか?
昔からアロエは「医者いらず」といわれるようにさまざまな効用があります。
アロエには観賞用から食用まで多くの種類がありますが「医者いらず」といわれる薬用や食用に使われるものは2種類あります。アロエベラとキダチアロエです。アロエベラは果肉が厚く食用、薬品、化粧品に利用されていますがキダチアロエは果肉に苦味が強く食用としては向かないようです。ここではアロエベラについて調べました。
Contents
アロエベラの効能と使い方副作用はある?
アロエベラの効能と使い方
アロエの歴史は古く紀元前1550年頃のエジプトで使われていたという記述が残っています。アロエベラは砂漠の厳しい環境でも育つため多くの栄養成分が葉に蓄えられています。絶世の美女とうたわれるクレオパトラの美しさの秘密はアロエベラを使っていたからだとも言われています。
腸内環境を整える(食べる)
- アロエベラには必須栄養素、食物繊維、酵素が豊富に含まれている。
- ファイトケミカルが豊富に含まれる(植物が紫外線や昆虫など植物にとって有害なものから体を守るために作り出された色素、香り、辛味、ネバネバなど)
- 栄養素の吸収率をアップするアジュバンド効果(アロエベラと一緒に摂ったビタミンの体内利用効率が3倍)がある
- 腸内フローラのバランスを改善し免疫力を高める
- 新陳代謝の活性化
- 生活習慣病のを防ぐ(血糖値ケア、メタボリック改善)
- アレルギー体質の改善(アトピー性皮膚炎、口内炎や口唇ヘルペスの緩和など)
- 消化促進(便秘解消効果)
人間の体は食べたもので作られています。体質は食べたもので決まってくるのです。
食べたものは口から入り食道を通り胃に運ばれます。胃で消化された食物は腸で栄養を吸収し老廃物を体外へ排出します。
口→食道→胃→腸→肛門
この消化器官は外部からの侵入物に直接触れるため毒素、異物などが体内に吸収されるのを防ぎながら栄養素だけを取り込みます。腸内環境が悪いと悪いものを吸収してしまうことになります。
美肌効果(塗る)
- 炎症を治める
日焼け跡の肌のほてりを鎮める働きがあるため夏の紫外線アフターケアとして使用できます。 - 保湿効果がある(老人性乾皮症やアトピー性皮膚炎)
栄養豊富なアロエジェルは表皮を安定させ肌を柔らかくする - ターンオーバー、バリア機能の正常化をもたらし、キメの整った肌に導きます。
- 美白効果
シミ、そばかすを防ぎ透明感のある肌に導く。メラニン色素を作るチロシナーゼの生成を抑えることができる - ヒアルロン酸、コラーゲンの生成を促進
- ニキビ対策
アロエベラにはサリチル酸が含まれているので、抗菌、抗炎症作用がニキビの原因となるバクテリアを抑え、赤みや炎症を抑える効果があります。
アロエベラを食べることで腸内環境が整うと美肌になり、塗ることでも美肌になるようです。この他に、歯垢予防、口内炎の緩和(ウイルス撃退効果)なども報告されています。
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副作用はある?
アロエベラには豊富な栄養があり、抗菌・抗炎症作用が期待できますが、副作用はあるのでしょうか?
一般的に安全であると考えられていますので多くの加工食品、化粧品が販売されています。ジュースの飲用に関しては、腸内環境を整えるほか下剤作用があるため大量に摂取することは注意が必要です。
化粧品やジュースの選び方
アロエベラはその効果からヨーグルトに入れたものやジュースなど食品として利用されるほか、薬や化粧品に多く使用されています。
化粧品
保湿効果、美白効果など美肌効果が期待できるアロエ化粧品には高価なものから安価なものまであります。選ぶうえで気をつけることは含有量です。化粧品の成分表示を確認しましょう。表示は成分の多い順に記載されています。
成分表示にはアロエエキスとアロエベラ液汁があります。
[化粧品成分表示名称]・アロエベラ葉エキス
[医薬部外品表示名称]・アロエエキス(2)
ススキノキ科植物アロエベラ(学名:Aloe vera = Aloe barbadensis 英名:Aloe Vera)の葉から水、エタノール、BG、またはこれらの混液で抽出しアロイン(∗1)を除去して得られる抽出物(植物エキス)です。
∗1 アロエベラ葉の表皮のすぐ下に含まれるアントロン配糖体であるアロイン(aloin)は、下剤成分として医薬品に用いられることから化粧品には配合できず(文献1:2011)、アロエベラ葉エキスはアロインを除去して化粧品に用いられます。
アロエベラ葉エキスは、単独では有意といえる色素沈着抑制作用は有していませんが、以下の表に記載する植物エキスいずれか一種との併用系におけるヒト使用試験において色素沈着抑制効果が認められています。
引用元:https://cosmetic-ingredients.org/moisture/ より一部抜粋
[化粧品成分表示名称]・アロエベラ液汁
[医薬部外品表示名称]・アロエ液汁
ススキノキ科植物アロエベラ(学名:Aloe vera = Aloe barbadensis 英名:Aloe Vera)の外皮を除去した葉肉を圧搾しアロイン(∗1)を除去して得られる液汁です。
∗1 アロエベラ葉の表皮のすぐ下に含まれるアントロン配糖体であるアロイン(aloin)は、下剤成分として医薬品に用いられることから化粧品には配合できず(文献1:2011)、アロエベラ液汁はアロインを除去して化粧品に用いられます。
シミ・色素沈着で悩む被検者(人数不明)にアロエベラ液汁(濃度不明)配合化粧水を1日2回2ヶ月にわたって顔面に塗布してもらった。2ヶ月後に顔面の色素沈着について評価したところ、色素沈着の改善がみられた。
このような試験結果が明らかにされており、アロエベラ液汁に色素沈着抑制作用が認められています。
引用元:https://cosmetic-ingredients.org/moisture/ より一部抜粋
ジュース
アロエベラは国内では沖縄県で栽培されていますが、一般的な供給は米国やメキシコに依存しています。
アロエベラジュースを購入するときにチェックしてほしいことは、原材料です。飲みやすくするため甘味料を加えていたり、賞味期限を伸ばすため防腐剤を加えている商品もあります。加工されたジュースの中には、合成添加物が多く含まれているものもあるので、注意して選びたいですね。
おすすめの一部商品をご案内します。
沖縄県産オーガニック アロエベラ
JAS認定工場で丁寧に皮を取り除き果肉の粒をそのままに加工、水や保存料は一切使用せず(植物由来のクエン酸・ビタミンCを0.2%配合)。素材を活かしたアロエベラジュースです。苦味の少ない飲みやすいジュースです。
フォーエバーリビングプロダクツ | FLPアロエベラジュース
フォーエバー アロエベラ ジュースは、日本で一番飲まれているアロエベラジュースです。
国際アロエ科学評議会の品質認定基準を満たしていることも嬉しいですね。
アロエベラは、アメリカのテキサス州とドミニカ共和国の広大な専用の畑で、農薬や化学肥料を一切使わずに栽培し、手作業により収穫されます。
独自の安定化処理を施し、「無菌充填技術」と呼ばれる充填方法と、保存料不使用で、より新鮮な、本来のアロエベラの風味に近いジュースです
ジュースの上澄みの部分は化粧品として使われています。
あろえべらジュース 宮古
沖縄の宮古島で農薬・除草剤・化学肥料不使用で栽培されました。加水なし防腐剤不使用、保存料や甘味料、香料などの添加物も不使用で果肉たっぷりの濃厚ジュースです。
まとめ
アロエベラはジュースや化粧品に加工されていますが、その素晴らしい効能は必ずしも自分に効果的かは商品選びや使い方、どの期間使用したかによっても違うでしょう。
アロエベラの産地によって栄養成分の含有量も、苦味などの味にも違いがあるようです。
健康のためには適量を長く使用続けることが大切だと感じました。