空気が乾燥する季節はどうしても肌の乾燥が気になります。赤ちゃんや子供さんのアトピーなど身体の保湿ケアが大事ですね。
身体が乾燥して痒くなる、手が荒れる、かかとのカサカサ、ひび割れにはワセリンが良いといいます。顔に塗るワセリンは慎重に選びたいものです。
肌断食をしている人の中ではワセリンを顔に塗るのは常識になっていますが、最近では肌断食でなくても化粧品にプラスして使う方も増えています。特に、男性の化粧品が販売される中、ワセリン男子も増えています。
ワセリンは油でできています。日に当たったら黒くなるのではという疑問や、ニキビのある人は使えないのか、ニキビができるのではという心配もあります。
赤ちゃんからお年寄りまで使えるおすすめのワセリンと使い方、注意などを紹介します。
Contents
顔に塗るワセリンのおすすめと使い方
ワセリンには黄色ワセリンと白色ワセリンがあります。
黄色ワセリンを精製して不純物を取り除いたものが白色ワセリンです。
白色ワセリンの中でもさらに不純物を取り除いた純度によって第3類医薬品、化粧油など数種類あります。
純度の良いものほど刺激が少なく顔や赤ちゃんにも使用できます。
おすすめは、防腐剤無添加 酸化防止剤無添加 無着色 無香料です。
純度の高いワセリン
石丸製薬、第一三共ヘルスケア、健栄製薬、近江兄弟社メンターム、日興リカ、大洋製薬など多くの製薬会社から販売しています。
各製薬会社が販売している白色ワセリンは純度によって違いがあり純度が高いほど低刺激です。
全部の製品を試すわけにいきませんのでクチコミを参考にしてもよいと思いますが、使い心地や、効果などは使う人によってまちまちです。
顔や、赤ちゃんに使用する場合は極力不純物の少ない純度の高いものをお勧めします。
サンホワイトシルキーY-1
サンホワイトシルキーY-1
純度が高く、柔らかく塗りやすい
サンホワイトシルキーY-1はサンホワイトP-1よりベタつきを抑えたのびる高品質ワセリンです。
プッシュ式エアレスボトル容器のため外部の空気に触れることがなく、雑菌等による汚染も防ぎ最後まで清潔な状態で使用することが可能です。
ワセリン特有のベタつきが少なく、伸びがよく肌の上で容易に伸ばすことができます。唇のカサカサに目のまわりの乾燥にも使用できます。
化粧下地として使えます。
- 引用元:www.sunwhite.net/product/y1.html
不純物を含むワセリンは太陽光(紫外線)の影響で黄色く酸化し、肌の上でかゆみやかぶれの原因となります。
サンホワイトシルキーY-1は、一般のワセリンを水素添加によりさらに精製したものになります。不純物を取り除くことで紫外線の影響を受けにくく、安定した高品質な白色ワセリンとなっています。
*紫外線の影響を受けにくいからといっても日焼け止め効果はありません。日焼けあとの乾燥、日焼けあとのお肌に使用すると過剰な水分蒸発から皮膚を保護します。
口コミからのコメント抜粋
今までのサンホワイトよりシルキーの方がずっと伸びがよく塗りやすい!ベタつきも早く収まる気がします。
とはいえ、冬の激しく乾燥する日や花粉が多い日は通常品のサンホワイトのほうが肌にしっかり保護膜を作った!という安心感があります。
ジェルのようにすっと伸び、べたつかずにサラッと肌に馴染むのに、保湿力は他のワセリンに劣らないように感じます。目のキワなどの細部にも伸ばしやすいです。
半乾きの髪にほんのりつけると、ヘアオイルのような艶がでてアホ毛も抑えてくれますし、多めに馴染ませれば束感も出せます。ベタつきにくいので、ヘアワックスの代用品として重宝しています。整髪料による肌荒れも防げて思いがけない使い道でした。
サンホワイトP-1
サンホワイトP-1
シルキーY-1との大きな違いは使用感です。シルキーY-1はベタつきが少なく、伸びがよい、さっぱりタイプ。P-1はしっかりと濃厚タイプです。
成分は同じです。
使い方
サンホワイトP-1を両手のひらでよくなじませてから、手のひらでやさしく押さえるようにして皮膚に塗布。できるだけ皮膚をこすらないようにご注意してください。
乳幼児や赤ちゃんのスキンケアにもご利用できます。おむつかぶれ、離乳食の時に口のまわりに使用するとだえきによる口まわりのあれ防止になります。
化粧下地として利用できます。
口コミからの抜粋
固いから少し出しづらいですが、ジャータイプより衛生的で良いと思います。1回につかうのはほんの少しの量ですし、コスパは良すぎるくらいだと思います。
化粧下地、目の周りの乾燥、爪、ハンドクリーム、毛染め前の生え際、何でも使ってるけど、全然減らない。ジャータイプだと衛生面が心配だけど、チューブで良かった。
ベビーワセリン
ベビーワセリン
ベビーワセリンは出産後、新生児から使用できる純度の高いワセリンです。助産婦さんや産婦人科ですすめられた方も多いようです。
「ベビーワセリン」は、白色ワセリンを精製する段階で酸性液での処理していません。不純物が少なく、やわらかな使い心地です。
ベビーワセリン(化粧油)、ソフトワセリン(第3類医薬品)と成分は同じです。
無香料、無着色、パラペン(防腐剤)不使用
プロペト
プロペト
皮膚科で処方されるのがプロペトです。最近、薬局やドラッグストアで購入できるようになりました。
- プロペトピュアベール
プロペトピュアベールは第3類医薬品です。白色ワセリンをさらに精製することで不純物を極力カット。
防腐剤無添加、酸化防止剤無添加。無着色、無香料。低刺激性。
ベタつきが少なく、伸びが良いのが特徴。肌に負担をかけません。
油分が被膜となって肌を覆うことで、外部刺激から皮膚をしっかり保護します。
手だけでなく顔や目元、唇を含む全身に、赤ちゃんからご年配まであらゆる世代の方に使用することができます。
- プロペトホーム
プロペトホーム(石丸製薬)や白色ワセリンソフト(健栄製薬)も第3類医薬品です。
防腐剤無添加 酸化防止剤無添加 無着色 無香料
使い方
入浴後すぐに使用する方法が一般的です。ワセリンを手のひらに出し、やさしく押さえる、または、やさしく滑らせるようにして皮膚に塗布してください。できるだけ皮膚をこすらないように使用します。
厚塗りはかえって乾燥を促してしまうので、食事の後やお風呂上りなど、皮膚が水分をしっかり含んでいる状態のときに、こまめに薄くつけるのが効果的です。
ワセリンを塗ると日焼けで黒くなる⁈
ワセリンには紫外線をブロックする効果があり、しかもたっぷり塗ったほうが効果が高いという研究結果があります。
トルコの健康な成人35人に対し、ワセリンを事前に塗っておき、24時間後に皮膚が赤くなって炎症を起こす程度を比較した研究があります。
すると、ワセリンをより厚く塗ったほうが、皮膚が赤くなりにくくなったそうです
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta
ワセリンには精製の仕方で不純物の残留があり、純度が違います。
不純物を含むワセリンは太陽光(紫外線)の影響で黄色く酸化し、肌の上でかゆみやかぶれ、黒ずみの原因になります。
純度の高いものは太陽光の影響は受けにくくなりますが、日焼け止めではありません。日焼けを避け帽子や日傘を使う、無添加の日焼け止めを塗ると良いでしょう。
または、化粧下地として塗布したうえにパウダーファンデーションを使うのも効果的です。
日焼け止めクリームやファンデーションを落とす時はぬるま湯と低刺激性の石けんでやさしく洗ってください。
強くこすったり、洗いすぎ、石けんの使いすぎは皮膚炎を発生・悪化させる原因となります。
ニキビに使える?
ニキビ肌にワセリンは賛否両論あります。
ニキビができる原因は様々です。ストレスや食事、寝不足など生活を見直す必要があります。
その上で皮膚のケアを見直してみます。
皮膚を清潔に保つことが大事ですが洗い過ぎは逆効果です。界面活性剤を含む洗顔料を使うと皮膚にダメージを与え乾燥が進みます。乾燥を補うために皮脂の過剰分泌がニキビを悪化させます。
ワセリンは皮膚に浸透することはなく表皮にバリアーを貼り水分の蒸発を抑え、外部の刺激から皮膚を保護します。治療薬ではありません。
ワセリンの塗りすぎも逆効果です。薄く伸ばして塗布します。
悪化するようなら使用を中止して皮膚科の受診をおすすめします。
まとめ
顔と身体の両方に塗るには容量の多いプロペトがおすすめです。柔らかいテクチャーでたっぷり使えます。
白色ワセリンは保湿効果があり、肌の乾燥を防ぎます。ただ、油を原料としているので、塗布した部位が直射日光に当たると油焼けを起こす場合があるため、お風呂上がりに使用すると効果的です。
純度の高いものは化粧下地としても使えます。純度の低いものは日中の使用は避けた方が良いでしょう。
ワセリン配合の化粧品も多く出回っていますが無添加のもが皮膚への刺激が少なくダメージが少ないようです。
純度が高ければ金額も高くなります。ボディーと顔のワセリンを使い分けてみてはいかがでしょう。
赤ちゃんに使えるものはお顔にも大丈夫です。
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